【体験談】ギプスカットからローレンツ型装具へ!前編

DDH治療

ついに迎えた「ギプスカット」の日!

この日をどれだけ待ち望んでいたことか…。

ネットで調べると「最近のギプスは水でふやかして外す」と書いてあり安心していたのですが、うちの病院はまさかの「円状カッター」でした。


ギプスカットの瞬間

作業が始まる前に、ギプスの粉が舞うからと娘は服を脱がされ、お腹にタオルをかけてスタート。

大きな爆音にびっくりした娘は「何するの!?」とばかりに怒り泣き…。

タオルで何をされているのかわからないのも怖さを増していたのかもしれません。

およそ1時間後、ようやくギプスが外れました!


新しい相棒「ローレンツ型装具」

ギプスが外れると同時に登場したのが「ローレンツ型装具」。

見た目はなかなかゴツくて重厚感たっぷり…。

装着前に重さを測ってもらったら、なんと1.5kg!

娘の正確な体重がわかるのは久しぶりだったので、ちょっとしたことですが嬉しかったです。

装具は、足に4本のベルト+ウエストベルト、さらにお尻から足の下半分を覆うプラスチック製の硬いパーツでできています。金具もついていて扱いはなかなか大変…。

正直、ギプスより重いし、抱っこもゴツゴツしてしにくい!

これを3か月続けるのか…と覚悟しました。


ギプス生活との違い

ただ、装具になってよかった点もあります。

  • 足を拭いてあげられるようになった
  • レッグウォーマーで工夫できる
  • 自分でかゆい所をかける

ギプス時代に溜まった垢も、数日かけてきれいにできました。

ただし、掻きすぎて傷になってしまうので処方薬は手放せません。


お散歩再開!

足拭きができるようになったことで、わが家では「お散歩解禁」!

涼しい午前中限定ですが、外に出られるのはやっぱり嬉しいようで、娘もご機嫌。

気分転換になりそうなので、習慣にしていこうと思っています。

ベビーカーに乗せるときは要注意。

ローレンツ型装具は隙間があるので、ギプスのときのように便利ベルトでギュッと締めると肌に負担がかかります。

そこで我が家では「フェイスタオルを足に巻いた上からベルトで固定」していました。


離乳食とおすわり問題

装具に変わったら、いよいよ手作りの台座で椅子に座らせ、月齢並みの固形物に挑戦させよう!と思っていたのですが…。

装具の形が想定と違って、台座は不安定で使えず。

試行錯誤の末にたどり着いたのがこちらの組み合わせ:

  • 旅館にあるような「座椅子」
  • ベビーチェアベルト

座椅子の背もたれ部分に穴が空いていると、ベルトを通せるので安定感もアップ。

ただし肩ベルトは小さすぎて固定できなかったので、わき下を通して使いました。

座椅子は後ろに倒れやすいので倒れないようソファの前にセットしました。

これでようやく「おすわり成功」!

遊びの幅も広がり、離乳食も食べやすくなりました。


まとめ

ギプスから装具に変わると、不便さはありつつもできることが増えて、子どもにとっても親にとっても少し気持ちが楽になりました。

もちろん、装具の重さや抱っこのしにくさ、離乳食の工夫など課題は山積みですが、

「昨日より今日できることが増えた」

「工夫次第で楽しみも広がる」

そんな風に思えるようになってきています。

同じようにDDHの治療を頑張っているパパママに、少しでも参考になれば嬉しいです。

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