【体験談】発育性股関節形成不全|ついに装具を完全卒業しました

DDH治療

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― 診断から治療、そしてその後の成長記録 ―

突然訪れた「完全卒業」の日

ついに、この日が来ました。

前回の診察では

「あと2〜3ヶ月ですかね〜」

と言われていたので、まだもう少し頑張るものだと思っていました。

ところが今回の診察で、先生からこんな質問がありました。

「装具、夜もしっかり入っていますか?」

正直に、今の状況を伝えました。

寝ている間に動き回ってしまったり、自分で粘着テープを剥がしてしまって、片方が外れていることがありました。

そういう時は危ないので、装具を外して寝かせていました。

すると先生が、

「そうですか。もう半年も頑張ったから……

知らない間に変な形で外れる方が危ないので、もう卒業でいいですよ」

……え?

一瞬、頭が真っ白になりました。

「今、なんて言いました?」

と、私も夫もぽかんと固まってしまいました。

でも、何はともあれ

これで装具から完全に卒業です。


わが家のDDH診断と治療の経過

診断された時期と治療開始月齢

3ヶ月検診で「再検査をしたほうがいい」と言われ、

その後、大きな病院を受診。

生後4ヶ月のときに、発育性股関節形成不全(DDH)と診断されました。

診断と同時に、

リーメンビューゲル装具での治療を開始。

しかし残念ながら改善が見られず、

生後6ヶ月を待って、入院での牽引治療を行うことになりました。

診断された当時の詳しい経緯については、

こちらの記事にまとめています。

【体験談】リーメンビューゲル治療が始まった日 〜突然のDDH診断と治療生活〜


使用していた装具の種類と時期

これまでに使用した装具は、次の通りです。

  • 生後4ヶ月〜:リーメンビューゲル
  • 牽引治療後(生後8ヶ月〜):ローレンツ装具
    • 第一形態
    • 第二形態

装具の種類が変わるたびに、

「これどうやってお世話するんだ?」

「この子はほんとは動きたいだろうに。。。」

と悩むこともたくさんありました。


「完全卒業」の判断はどうやって決まった?

完全卒業の日の診察は、レントゲンはなく、触診のみでした。

夜に装具が外れてしまうことがある、という話をしたところ、

  • 半年間しっかり装着を頑張ってきたこと
  • 知らない間に変な形で外れてしまう方が危険なこと

これらを踏まえて、

「もう装具は卒業で大丈夫」

という判断になりました。

日中ずっと装具をつける期間については、

比較的はっきりとした基準がありましたが、

夜間の装着については、 その子それぞれの成長や状況を見て、先生が判断する

という印象でした。


装具卒業後も続く「経過観察」

装具は卒業しましたが、通院が終わるわけではありません。

  • 今後は 半年に1回の診察
  • しばらくしたら 年に1回の診察

股関節は長期的に経過を見る必要があり、

できれば成人するまでフォローを続けたいと言われました。

また、次の大きな節目は 就学前

その時点で骨の成長を確認し、

もし育ちが悪ければ手術という選択肢も出てくるそうです。

正直、不安はあります。

でも今は、なんとかこのまま成長してくれることを願っています。


親として「できること」はあるの?

今後の経過について、以前、先生に聞いたことがあります。

「親として、何かできることはありますか?」

返ってきた答えは、

「科学的に根拠があるものは、特にないですね」

日光に当たると骨が育つとか、

ビタミンDがいいとか、

そんな話を少し期待していたので、正直拍子抜けしました。

単純な骨の成長と、

股関節脱臼の予後は、また別の話のようです。

ただ、夜間の装具装着についても

「明確なエビデンスがあるわけではなく、医師の経験則」

という位置づけだと聞きました。

それなら、

科学的根拠がなくても、やらないよりはマシ

そんな気持ちで、できることをやってあげたいと思っています。


装具が外れて大変だったこと|寝かしつけ問題

夜も装具が不要になって、意外と大変だったのが 寝かしつけ でした。

装具ありで寝ることに慣れすぎていたのか、

身体が自由になったことで、寝る前に動き回る・遊ぶ・はしゃぐ…。

それまで

30分〜1時間で寝ていたのが、

1時間半〜2時間かかることもありました。

そこで見直したのが、ねんね前のルーティーンです。

  • お風呂の前におもちゃを片付ける
  • お風呂後は部屋を薄暗くする
  • 声かけは控えめにして、遊ばせない

以前はできていたのに、

気づけばなあなあになっていました。

このルーティーンを再開すると、

ベッドに行く頃には「もう眠い!」という状態に。

比較的すんなり寝てくれるようになりました。


装具卒業後の発達の記録

昼間の装具が外れてから、約2ヶ月が経ちました。

  • 寝返り:11ヶ月頃
  • おすわり:1歳頃
  • はいはい:1歳1ヶ月頃
  • 現在:1歳2ヶ月、膝立ちができるように

周りと比べるとゆっくりかもしれませんが、

この子のペースで、ちゃんと成長しています。

それでいい。

そう思えるようになりました。


最後に|今、治療中の親御さんへ

装具治療は、先が見えず、心が折れそうになることもあります。

でも、

「ちゃんと終わりは来る」

それは本当です。

今つらい時間を過ごしている方に、

この体験が少しでも届きますように。

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