「DDH(発育性股関節形成不全)牽引治療3ヶ月目の体験談|心が折れそうだった私を救った気づき

DDH治療

― 今つらいママ・パパへ伝えたいこと ―

DDHの牽引治療を始めて、気づけば3ヶ月が経ちました。

治療前、医師から

「治療は半年くらい。1歳近くまでかかるかもしれません」

と言われ、覚悟はしたつもりでした。

でも実際に始まってみると、

  • 自宅牽引1ヶ月
  • 再入院しての牽引3週間
  • その後1ヶ月ギプス
  • ギプス終了後、2ヶ月の装具治療

と、治療が一歩ずつ確実に進んでいるのに、時々ふと胸が苦しくなる瞬間がありました。


わが子の“できていないこと”ばかり見えてしまう日々

治療をしていると、どうしても

「本当なら今の月齢なら○○ができているはず」

と考えてしまいます。

娘は確実に成長しているのに、

3ヶ月間ずっと横になったままの姿しか見ていないことで、

まるで時が止まったように感じてしまっていました。

ある日、インスタで1歳の子が勢いよくごはんを食べている動画を見て、衝撃を受けました。

「1歳って、もうこんなに“こども”なんだ…」

そしてふと、

「うちの子はまだおすわりもはいはいもできていないのに、もうすぐ赤ちゃんじゃなくなるの?」

「7ヶ月の赤ちゃんがするようなはいはい、見たかったな…」

そんな気持ちがあふれてきてしまいました。


「ハーフバースデーの写真」で止まってしまった時間

牽引治療に入る前、ハーフバースデーは本当にたくさん写真を撮りました。

ドレス、天使の羽根…それはそれは可愛かった。

でも治療が始まってからは、

「この写真かわいい!」と思えるものがなかなか撮れませんでした。

装具や包帯を見るたびに、

「ごめんね…」

という気持ちがどうしても湧いてしまう。

治療中の写真もたくさん撮っているのに、

見返して胸が苦しくなってしまう。

今思えば、当時は精神的にも余裕がなく、

無意識のうちに“自分を不幸にしよう”とするような考え方ばかりしていました。

心理学でいうところの**「認知のゆがみ」**だったのかもしれません。


私を救った、考え方の転換

成長曲線を改めて見ると、

7ヶ月〜1歳ごろは身長や体重の増加は緩やかに伸びていく時期。

生後半年までよりは、いくらか成長スピードは落ち着くようでした。

「赤ちゃんらしさ」を決めているのは

月齢、体重などの数字ではなく、

おすわりやはいはいの“しぐさ”なのかもしれない。

そんなふうに考え直してみたら、

少しだけ気持ちが軽くなりました。

そして気づいたんです。

私は「今」を可愛く残したいという強いこだわりがあって、それが自分を苦しめていたんだ。

だったら逆に、

「装具の今を、目いっぱいかわいく残せばいい」

そう思えたんです。


装具ごと、かわいく!家族写真に挑戦

装具治療中の娘を、思い切って家族写真に残しました。

移動の負担を減らすために、撮影は自宅。

衣装は家族でリンクコーデにして、デニム・ブルー系でまとめました。

装具プラスチック部分はクマ柄、ベルトは革だったので、

クマのワンポイントが入ったデニムのロンパースとロングソックスで装具を活かすスタイルに。

狭い賃貸の部屋で、

余白がないとかソファが小さいとかだっこで娘があんまり見えないとか

課題はたくさんあったけれど…

「今を残す家族写真」

ちゃんと撮れました。

見返すと泣きそうになるほど、宝物です。

ここでは実際に撮ってみてわかった家族写真のコツをまとめます。


◆ 家族写真を撮るときのポイント

① 自然光で撮ると全部キレイに見える

午前〜午後の明るい時間、窓の近くで撮影するだけで、

肌の色も背景もやさしい雰囲気になります。

② 三脚 × セルフシャッターで“全員自然に”写る

撮る人がいないので、セルフシャッターで。

慣れるまでは手元をつい見てしまったり。とにかく数を撮って慣れましょう!

③ 目線を集めたいところに工夫する

  • お気に入りのおもちゃをカメラの上へ
  • カメラ後ろに好きなテレビ映像を流す

これだけで赤ちゃんの目線が合いやすくなります。

④ 背景は「一面だけ綺麗な壁」を探す

賃貸でも、一面だけ綺麗な壁紙があることが多いです。

私はそこを“撮影スポット”にしました。

もし壁を隠したいときは、

通販などで手に入るおしゃれな壁紙を使うのもおすすめ。

⑤ 服装は“テーマカラー”と“素材”で統一感を出す

  • ブルー系、アイボリー系など色をそろえる
  • デニム、コーデュロイ、リネンなど素材をそろえる

それだけで「プロっぽい写真」になります。


■ “他の子と比べない”を実感できた、小さな成長

DDHの治療中は、どうしても他の子と比べてしまいがちです。

私もそのひとりでした。

でも、娘の毎日の姿を見ていると、

少しずつ「うちの子のペース」を信じられるようになりました。

娘は足が自由に使えなかった時期、

手を使って遊ぶおもちゃに夢中でした。

最初は両手で持つことさえ難しくて、

顔に落として泣いたり、うまく扱えなかったり…。

でもある日、

「あれ、ひとりで上手に遊べてる」

と気づいた瞬間がありました。

赤ちゃんの適応力って、本当にすごい。

その姿を見て心から思いました。

ちゃんと、成長してる。これからもきっと大丈夫。

少しずつ、そう信じられるようになっていきました。

そして今 ― 装具が外れて1ヶ月

この記事を書いている現在、

娘は1歳になりました。

  • おすわりができるようになり
  • ずりばいで部屋中を動き回り
  • ふらふらしながらはいはい猛練習中

7ヶ月の赤ちゃんがするはいはいを見たかった?

いいえ。

うちの子がするはいはいなら、いつしたってかわいい。 月齢じゃない。自分の子なら、全部かわいい。

やっとそう気づけるようになりました。


過去の自分に言いたいこと

治療中は、本当に本当に苦しい。

周りと比べてしまうし、焦ってしまう。

でも今振り返ると、

**“時間薬”**のように、気づけば心が追いついてきました。

あの頃の自分に

「大丈夫、悩まなくていいよ」

と伝えたい。

そして今つらい気持ちで検索しているママ・パパがいたら、

同じ言葉を届けたいです。

どうか、少しでも心が軽くなりますように。

そして、あなたとお子さんの「今」が、

これからの宝物になりますように。

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